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650メートルの大輪が夜空に!日本三大花火の1つ新潟「長岡花火」の見どころ【2023年開催】
日本の三大花火大会のひとつに数えられる新潟県長岡市で開催される「長岡まつり花火大会」。650メートルもの大輪の花火をはじめとしたみどころを写真とともに紹介します。
夏の夜空を彩る花火。みなさんは日本三大花火大会にも数えられる「長岡まつり花火大会(通称:長岡花火)」をご存知ですか。
8月上旬に見ることができる新潟県長岡市の「長岡まつり花火大会」と、日本ならではの花火文化をご紹介します。
※取り上げているのは、2015年度の様子です。
2023年開催決定
2023年の長岡まつり花火大会は、8月2・3日で開催予定です。
詳細は、長岡まつり花火大会の公式HPをご確認ください。
例年の日時:8月2・3日 19:20~21:10
例年の打上数:約20,000発
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"慰霊"がきっかけで始まった「長岡まつり花火大会」
「長岡まつり花火大会」は、慰霊や平和への願いを込めて初められました。
第二次世界大戦の終戦間際の1945年8月1日。この日長岡に爆弾が投下され、1000名以上の命が失われました。懐かしい街並みを取り戻し、もう一度長岡を盛り上げようと翌年からはじまったのが、長岡まつり花火大会の前身である「長岡復興祭」なのです。
オープニングには、白一色の「白菊」花火が上がります。長岡空襲で犠牲になった死者の慰霊を象徴する花火です。ここからは、白菊に続いて打ち上げられる花火の中から、特にオススメの3つの花火を紹介します。
1.直径650メートルの巨大花火
「長岡花火」を代表する名物花火が「三尺玉」。そもそも花火の大きさは、もととなる花火玉の大きさによって定まります。
この花火玉は、直径90センチメートル、重さ300キログラムで、火薬使用量はなんと80キログラム! 現在法的に認められている最大重量です。
この巨大な花火玉が、上空で直径650メートルもの大輪の花を咲かせるのです。
2.バリエーション豊かなテーマ花火
一口に花火と言っても、その打ち上がり方のバリエーションは実に豊富です。たとえば、この写真のナイアガラ超大型スターマイン。
巨大な橋に仕掛けられた花火が、まるでナイアガラの滝のような光のベールを描き流れ落ちる、大迫力のプログラムです。
また、長岡ゆかりの武将を描いたドラマがモチーフの天地人(てんちじん)花火や、「長岡花火」を題材にした映画『この空の花 ―長岡花火物語』の上映を記念した花火など、時代に沿ったテーマの花火にも果敢に挑戦しています。
3.市民の想いが溢れる「復興祈願花火フェニックス」
その名の通り、フェニックスのような光跡が特徴で、横に並んだ6カ所の打ち上げ台から次々に打ち上がります。まるで宇宙空間にいるかのような音楽の演出とともに、気付けば視界の全てが光の粒で埋め尽くされています。
観覧における注意点
もっとも美しく花火を眺めたいなら、観覧席から眺めるのが一番です。ただしチケットが予約制であることもあり、訪日観光客の方にはややハードルが高いと言えるでしょう。
打ち上げ場所である長生橋と大手大橋の付近ならば、基本的に観覧席でなくても観ることができますので、飛び入りでも心配ありません。
花火は日本の夏には欠かせません。力強くてあたたかい市民の想いが体感できる「長岡まつり花火大会」で、打ち上がる花火ひとつひとつの背景に、想いを馳せてみてはいかがでしょう。
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Information
長岡まつり花火大会
住所:長岡市長生橋下流信濃川河川敷
最寄り駅:JR長岡駅
アクセス:大手口から正面の大手通を徒歩約20分
公式HP:長岡まつり協議会
All pictures from PIXTA
※本記事は2016年6月に公開した記事をリライトしたものです。
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「ありあけのハーバー」の街で育ち、「とおりもん」の街で暮らしています。 いわゆる観光地ではなく、なかなかスポットの当たりづらい場所の魅力を、探して、知って、好きになって、誰かに伝えたいです。飛行機の機内誌とカレーとチキン南蛮が好きです。よろしくおねがいいたします。